事務所LAO – 行政書士・社会保険労務士・労働衛生コンサルタント・海事代理士

【産業保健】ChatGPTで「Ai産業保健アドバイザーLAO」を作ってみました。

近年、Aiの進化はすごいですよね。ChatGPT、Copilot、Gemini・・・
今回、ブログの記事もたまってきたところで、産業医ボットを作ってみました。

ChatGPTと産業医

私は、ChatGPTの有料版を使っています。このブログの内容はマニアックすぎるせいか、現時点ではAiにてブログ原稿を作成することは難しいようなのですが、校正については非常に有用であると感じています。

ChatGPTについては、以下のOpenAIのウェブサイトから始めましょう。こちらについては、ネット上でどのように使うかの情報を簡単に得られると思います。

OpenAIの公式ウェブサイト 

試しに労働衛生について、ChatGPTにいくつも質問しました。ChatGPTの回答は参考になることもありますが、ChatGPTの回答のみで問題を解決するのは現時点では難しいと思われます。

ChatGPTでは、GPTというものを作成することができます。GPTとは何か、ChatGPTの回答によりますと、以下になります。

GPT(Generative Pre-trained Transformer)は、OpenAIによって開発された自然言語処理技術です。この技術は、大量のテキストデータを事前学習することで、テキスト生成、翻訳、要約、質問応答など多岐にわたるタスクを実行できます。GPTのモデルは、言葉の関連性と文脈を理解することができ、与えられたプロンプトに基づいて関連性の高いテキストを生成する能力を持っています。

また、この文脈での「GPT」という用語は、特定の用途にカスタマイズされたバージョンのChatGPTを指しています。これは、特定のタスクや業界に特化した知識や機能を備えていて、より専門的な対話や問題解決を行うことができるように設計されています。

つまり、特定の用途にカスタマイズされたバージョンのChatGPTを作成できます。

産業保健のアドバイスができるGPTを作ってみました

「Ai産業保健アドバイザーLAO」を作りました

ChatGPTで、特定の用途にカスタマイズされたバージョンのChatGPTを作成できることが分かりましたが、今回、私のブログをベースに産業保健のアドバイスができるGPTを作りました。GPTにいろいろ質問することができますが、ブログを参照にしているだけですので、お応えできる範囲は狭いです。あくまで、参考としてお使いください。

最初は、「産業医GPT」としたかったのですが、GPTに産業医と名付けると問題があるかもしれないと思って「産業保健アドバイザー」にしました。

GPTの使用方法ですが、ChatGPTにログインして、URLにアクセスすれば使えるかと思います。

試しに使ってみましたが、このGPTの回答通りに実行すると実務上問題が生じる可能性もありますので、あくまで参考としてお使いください。必ず、十分な知識を有する産業医、社労士に相談しながら使用してください。経験や知識のない産業医が、このGPTの回答通りに行動した場合、予期せぬ結果が生じる可能性があります。

本ブログで提供されるGPT(生成的事前学習変換器)を利用したサービスについて、当事務所はその内容の正確性や適切性について保証いたしません。このツールを通じて提供される情報やアドバイスは、あくまで一般的な情報提供を目的としており、個別の事情や具体的な事例に必ずしも適合するものではありません。

ユーザーが本サービスの情報を基に行った判断や行動によって生じたいかなる損害も、当事務所及び本サービスの提供者は一切の責任を負いません。利用者自身の責任と判断でサービスを利用してください。

また、本サービスは予告なく変更またはサービス提供を終了することがあります。当事務所は、本サービスの変更または提供の中断、終了から生じるいかなる損害に対しても責任を負いません。

ご利用に際しては、これらの点をご了承の上でご利用ください。

Ai産業保健アドバイザーLAO
https://chat.openai.com/g/g-8Q0b2tyOW-aichan-ye-yi-lao

このGPTの説明は以下のようになります。Ai産業医LAOからの回答になります。

Ai産業保健アドバイザーLAOは、日本の産業保健に特化した専門的な情報を提供するAIです。このシステムは、休職手続きや復職支援、化学物質の安全管理、労働安全衛生に関するアドバイスを行います。これらのサービスは、法令や厚生労働省の通達に基づいて提供され、産業医や人事労務担当者などのプロフェッショナルを支援することを目的としています。

また、産業医や社会保険労務士、行政書士、キャリアコンサルタントの役割も兼ね備えており、これらの専門家が直面する複雑な問題に対しても具体的な解決策や助言を提供します。さらに、労働者の健康と安全を守るための戦略的なアドバイスも行うことで、企業の産業保健活動を全面的にサポートします。

このAIは、専門的な知識と情報を提供することで、産業医や人事労務担当者がより効果的に職場の健康管理を行えるように支援し、労働者の健康保持と疾病予防に寄与します。

これだけ見るとすごそうに見えますが、このGPTの言うことを鵜呑みにして実行するのは危険です。
今後、ぼちぼち、GPTに修正を加えていきたいと思います。

GPTの言うことを現実世界で実行するためには、適切な知識や資格が必要な場合があります

このGPTの返答に、就業規則を見直しましょうとか、診療情報提供依頼書を作成しましょうという回答があるかもしれません。しかし、実際に就業規則の規定を見直すためには、社会保険労務士の知識が必須です。産業医の先生の中には、就業規則の変更について意見を述べる方もいるようですが、一部の就業規則の条文についての変更が他の就業規則の条文に影響をあたえることもあるため、産業医が社会保険労務士と連携して就業規則を作成すべきでしょう。

また、社内の文書については、第三者が作成する場合には、行政書士や社会保険労務士でないと作成してはいけないものがありますので注意しましょう。

このように、このGPTの言う通りに行動することが危険な場合もありますので注意しましょう。あくまで、サポート役として、回答を取捨選択したり、実際の書面を作るような能力は必要になります。

 まとめ

ChatGPTで、産業医GPTを作成してみました。使用に際しては、あくまで参考、サポート役として使用してください。
まだ、実用に耐えないかもしれませんが、温かい目で見守っていただけますと助かります。

今回、GPTを作ってみて、もっと実務について詳細なブログを作成しなければいけないと思いました。私のブログは復職関係についてあまり記事がないので、その部分の質問には弱いようです。

正直、現時点では、私の代わりにはならないですね。
今後にご期待ください。

労働衛生コンサルタント事務所LAOでは、産業医・顧問医の受託をお受けしております。労務管理と一体になった産業保健業務を多職種連携で行います。

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この記事を書いた人

清水 宏泰

1975年生まれ。公衆衛生分野の専門家。現在はさまざまな組織の健康問題を予防するためにLAOにて行政書士・社労士・労働衛生コンサルタントとして活動しています。主に健康、心理系、産業保健の情報について発信していきます。

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